小論文 ― 日本大学(歯学部)
年度 |
内容 |
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09 |
携帯電話の使用習慣が学習の阻害因子になっている可能性が高いことが報告されているが、数多くの人が携帯電話を所有している現状では、携帯を学校に持ち込ませない、あるいは、持ち込む場合には利用の制限をするかなどの取り組みが提言されている。そこで、このような対応が必要であるか否かについて、自分の考えを述べる。 |
600字 |
60分 |
08 |
患者さんに信頼される歯科医師となるためには、専門知識や技術を習得するとともに、人間性豊かな医療人となれるように人間形成していくことが課題である。この目標達成のために6年間の教育プログラムの中には、医療人としての資質向上を達成し得る学習が数多く準備されている。そこで、入学した後6年間でどのようなことを培って社会に貢献する歯科医師になろうと臨むか、自分が重要と考える事項を二つ挙げ、それぞれについて述べる。 |
20字×2、 600字 |
60分 |
07 |
「モラル」とは、倫理、道徳、良識のことを言う。(中略)昨年の高校生を対象とした意識調査では、約50%の高校生が「電車の中で携帯電話で話す」ことを「悪いとは思わない」と答えている。このように、モラルの低下によって社会問題にまで発展している事態は、高校生だけの問題ではなく、大人を含む日本社会の多方面においてみられる。そこで、現実社会の中で、諸君がモラルの低下や欠如によって起こっていると考える事例とそれを悪いと感じることについて、および、モラルのある人を育むための考え(方策)についてそれぞれ自分の考えを述べる。 |
300字×2 |
60分 |
■傾向
過去3年間、指示内容が明確であり受験生に論述の焦点を絞らせている点で出題形式は共通している。'07は「自分が考える『モラル』の低下や欠如が原因と考えられる事例を挙げ、そのどこにモラルに反する悪い点があるのか」、そして「どうすればモラルを自分の中に持ち、守る人間を育めるのか」の2点を書き分ける形式。「相手の立場に立って、考え、行動する」という倫理(モラル)の大原則を念頭に置くことが大事。'08は、今、社会において求められている歯科医師像をはっきりとイメージし、自分の目標として設定できるかが問われている。それは例えば、技術的にも、そして人間的にも患者に信頼される歯科医師というものだろう。'09は「携帯電話」のプラス面、マイナス面を考えてみる。プラス面はまずその連絡機能にある。緊急時の連絡には欠かせないものである。一方マイナス面は、その使用のマナーに関わるものである。課題文があげている学習の阻害因子としての側面は、学習不振の要因のひとつであり、これは本来学習意欲の関わる問題だ。携帯電話の学校での使用だけが成績不良の原因ではない。従って、成績不振を理由に学校への持ち込みを禁止するのは得策ではなく、使用のマナーの指導を徹底することが重要だろう。