小論文 ― 日本大学(歯学部)
年度 |
内容 |
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08 |
患者さんに信頼される歯科医師となるためには、様々な学問を通じて専門知識や技術を習得するとともに、幅広い教養を兼ね備えた人間性豊かな医療人となれるように互いに切磋琢磨しながら人間形成していくことが課題である。この目標達成のために6年間の教育プログラムの中には生命を尊重する心、人に対する深い理解と愛情、倫理観の高揚など、医療人としての資質向上を達成し得る学習が数多く準備されている。そこで、入学した後6年間でどのようなことを培って社会に貢献する歯科医師になろうと臨むか、自分が重要と考える事項を二つ挙げ、それぞれについて述べる。 |
20字×2、 600字 |
60分 |
07 |
「モラル」とは、倫理、道徳、良識のことを言う。(中略)昨年の高校生を対象とした意識調査では、約50%の高校生が「電車の中で携帯電話で話す」ことを「悪いとは思わない」と答えている。このように、モラルの低下によって社会問題にまで発展している事態は、高校生だけの問題ではなく、大人を含む日本社会の多方面においてみられる。そこで、現実社会の中で、諸君がモラルの低下や欠如によって起こっていると考える事例とそれを悪いと感じることについて、および、モラルのある人を育むための考え(方策)についてそれぞれ自分の考えを述べる。 |
300字×2 |
60分 |
06 |
口(口腔)は、歯、唇、舌などを備え、食道、胃につながる消化器官の一つだが、ヒトの口腔の健康を保つことは、食物を摂取するだけでなく、会話を楽しむことや喜怒哀楽を表現することなどで豊かな人生を送るためにも重要である。口腔の病気や口腔に関連した悩みは、身体的あるいは精神的に影響を及ぼして健やかな社会生活を営むことに障害となることもある。そこで、歯科医師が、患者さんの口腔の様々な障害を治療することによって、どのような効果が上がるかについて、自分の考えを述べる。 |
600字 |
60分 |
■傾向
過去3年間、指示内容が明確であり受験生に論述の焦点を絞らせている点で出題形式は共通している。’06は歯科医師が患者の口腔の様々な障害を治療することによる、患者の身体的、精神的なQOL(生命・生活の質)の向上を書き分ける形式。’07も「自分が考える『モラル』の低下や欠如が原因と考えられる事例を挙げ、そのどこにモラルに反する悪い点があるのか」、そして「どうすればモラルを自分の中に持ち、守る人間を育めるのか」の2点を書き分ける形式。「相手の立場に立って、考え、行動する」という倫理(モラル)の大原則を念頭に置くことが大事。’08は、今,社会において求められている歯科医師像をはっきりとイメージし,自分の目標として設定できるかが問われている。それは例えば,技術的にも、そして人間的にも患者に信頼される歯科医師というものだろう。過去3年間、論述に際し、受験生各自が持つ知識の量と質、および自分の知識を総合化して考える力が試されている点で共通しており、テーマに関する知識を深めておくことや、少ない字数のなかで、自分の考えを具体的に展開していく練習が必要になる。
※現在,2010年度版ダイジェストは在庫切れとなっております。2011年度版は2011年1月頃入荷予定です。